ポーズの形との関わり方
最近思うんです、
ヴィラバドラーサナⅠって、人間工学的に本当に問題なくとれるポーズなのかどうかということ。
下記がそのイメージ。
左右の骨盤は真正面を向きながら、
後ろに伸ばしたほうの足裏は床に全てつき、
かつ前の脚は90°に曲げるという、結構至難の業。
ぼくはこのポーズが苦手なんですよね、
上記の内容を意識すると、
どうしても腰が反られすぎてしまい痛みが走るのです。
そこで2つのことを考えました。
1つ目はポーズのアライメントの話。
無理に後ろの足を床につけることを目指すのではなく、
踵が浮いてもいいから、
前脚を大きく曲げること、そしてそうして深めた分、
腕を高く伸ばすこと。
後ろの足は踵が上がっていても気にしない(でも踵をつける努力はする)、
こうすると無理なくポーズが深められると思います。
2つ目は、そもそもそんな無理してポーズを取る必要があるのかと思うわけです。
最近本当に頻繁に思うのですが、
体を良くしようとしてヨガをしてるはずなのに、
体を壊しては元も子もない、ということです。
よく、サポーターつけながらヨガしている人とか、
痛みがあるのに無理してヨガを続けようとする人がいるのもこう思う理由でもあります。
もちろん、ぼくも難易度の高いポーズができるようになりたいって気持ちもあるし、
ポーズができるようになるために多少無理してオーバーストレッチになることもあります。
要は、そのバランスなんですよね。
アライメントのルールや決まり、
またこうあるべきだという観念に縛られすぎても結局内観は深まりません。
その時々により体も心も常に変わっているから。
それを知るためのツールがヨガだと思っています。
今の自分にとって、
何が心地よいか、
何が必要か
体と対話するのがヨガです。
だから、
ヨガしないヨガっていうのも、
ある意味ありかもしれません。
それくらい気楽に構えたいものです。